スポーツ栄養学における研究と実践に関する報告が行われる「日本スポーツ栄養学会」が、2023年9月日9(土)、10日(日)の2日間にわたり、滋賀県大津市の龍谷大学瀬田キャンパスで開催されます。今回のテーマは「ゆりかごから墓場までのスポーツ栄養学」、競技だけではなく健康増進を含む幅広いテーマにもとづく講演・シンポジウムが予定されています。詳細は大会専用のホームページをご覧ください。https://www.plus-s-ac.com/9jsna/
最新トピックス
日本スポーツ栄養学会第9回大会 滋賀県大津市で開催
サッカーのための栄養 ライブセミナー開催
サッカーの専門家によるライブウェビナーが1月25日(水)17:00-19:00 CST(アメリカ中部時間)に開催されます(主催:mysportscience)。
下記ウェブサイトより「Nutrition in football」のウェブナー(有料)にお申込みいただくか、スポーツ栄養に精通した世界中の専門家等による動画(約50本)が1年間見放題のmysportscience academyにご登録いただく二通りの方法があります。
詳細はこちらのアドレスをご覧くださいhttps://www.mysportscienceacademy.com/course/nutrition-in-football
アメリカ栄養士会主催のスポーツ栄養シンポジウム
アメリカ栄養士会のスポーツ栄養を専門とする「Sports and Human Performance Nutrition」グループが主催する
シンポジウムが3月9日(火)~11日(木)テキサス州 ヒューストンで開催されます。
プログラムはまだ公表されていませんが、早期割引は、日本時間の2月16日(火)まです。
参加費と宿泊先については、下記アドレスをご覧ください。
https://www.shpndpg.org/shpnspringsymposium
多様な食習慣について学べるセミナー
外国人旅行者の増加が見込まれるなか、ヴェジタリアン・ヴィーガン、ムスリム、LGBTQの受け入れに関する
セミナーが1月23日(月)に開催されます(主催:観光庁)。宿泊・飲食・観光関連事業者等、食の多様性に
ご関心のある方は、こちらから詳細をご確認ください。https://www.mlit.go.jp/kankocho/content/001579661.pdf
新年明けましておめでとうございます
新年明けましておめでとうございます。
2022年、世界のスポーツ栄養界を振り返ると、ヴィーガンやヴェジタリアンの食事、クリーン・イーティング(出来る限り食品を加工せず自然の状態に近いものを食べる食事スタイル)への感心がますます高まった年でした。健康や環境への関心、宗教や倫理上、また、パフォーマンスの向上を期待して、自身の基準で「食べてもよいもの」「食べてはいけないもの」を決めつけているアスリートや運動愛好家も少なくないようです。
植物性食品を中心としたプラントベース食とパフォーマンスとの関係については、現時点では十分なエビデンスはありませんが、欧米の研究では、筋肉量を増やし、高いレベルでのパフォーマンスの発揮に有効だとする報告は増えています。一般的に、動物性食品の摂取量が欧米のアスリートよりも少ない日本人アスリートの場合、極端に動物性食品を減らす必要はないと考えられますが、健康と体作り、パフォーマンスを向上させ、いかに環境に配慮した食生活を実践に移すかが、今後の課題だといえるでしょう。
本年も、様々な形で健康に役立つ食生活のご提案をさせていただきたいと思います。
どうぞ、よろしくお願い申し上げます。
アスリートのPlant-based食のきっかけを作った映画「The Game Changers」
イギリスの格闘家が自らのケガをきっかけに、ヴィーガンのトップアスリートや医師・栄養学の専門家等へのインタビューを通して、Plant-based食がケガの回復やパフォーマンスにどう影響を及ぼすかを検証するドキュメンタリー映画「The Game Changers」。Plant-based食が運動パフォーマンスに有利に働くというエビデンスは現在のところありませんが、2018年に公開されて以来、多くのアスリートや運動愛好家がPlant-based食を
実践するきっかけとなったと言われています。環境意識が高まる中、今後も多くのアスリートに影響を及ぼすことになりそうです。https://www.youtube.com/watch?v=iSpglxHTJVM