イベント活動報告

2024.11.20

第2回~ヨガと海風でととのう日~in晴海ふ頭公園

開催日:2024年10月27日(日)

10月27日(日)東京オリンピック・パラリンピックの選手村跡地を開発中のHARUMI FLAG(ハルミフラッグ)の海沿いにある晴海ふ頭公園を会場に、「~ ヨガと海風でととのう日 ~ in 晴海ふ頭公園」と題して、ヨガのレッスンとカリフォルニア米「カルローズ」を使用したアメリカ南部のソウルフード「ガンボ」などの試食会、そして「お食事診断セミナー バランスの取れた食生活を目指して」が開催され、252名の方が参加されました(主催:東部地区公園グループ、晴海でヨガ実行委員会)。

このイベントのなかで弊社では、公園敷地内の「O.GARDENカフェ」を会場として、代表・橋本玲子による「お食事診断セミナー」を開催いたしました。お食事診断には118人が応募いただきましたが、その中から抽選で20名の方が当選され、参加いただきました。

参加者の皆様には事前に日ごろのお食事についてのアンケート調査を行い、個人別の食事診断書として当日にフィードバックをさせていただき、あわせて「バランスの取れた食生活を目指して」と題したセミナーのなかで、 スポーツ栄養の基礎知識やヨガをする方への食事摂取のアドバイスなどを行い、バランスの取れた食生活を考えていただくきっかけとしていただきました。この中では農林水産省の「食事バランスガイド」を使い、健康的な食生活を実践するため1日に「何を」「どれだけ」食べたら良いのか、について説明を行い、フィードバックされた食事診断書の内容を確認しつつ、摂るべき主食、主菜、副菜、乳・乳製品、果物などの量をチェックすることで、改めてご自身の食事の内容を認識していただきました。

そして今回のお食事診断から伺える傾向として、健康維持のため意識して摂りたい食品・栄養素について、3つのポイントを挙げて説明をいたしました。

まずひとつ目が、炭水化物。近年の日本人の食事傾向からも言及されていますが、穀類は減少が続いており、特に米の1人当たりの消費量は1962年のピーク時の年間118.3㎏から、2022年度は51.1㎏まで減少しています。そしてエネルギー摂取量に占める三大栄養素のエネルギー比率のなかで、炭水化物は50~65%を目標値とされているにもかかわらず、その数値に満たない食事をされている方が多いのも事実です。「炭水化物は太る」というイメージが広まったことや、ヨガをされる方はその運動の特徴からも食事が控えめになることもあってか、参加者の中でも炭水化物が不足気味な方が多く見受けられました。炭水化物は重要なエネルギー源であるだけでなく、①脳や体のエネルギー源となる糖質(でんぷん)の他、たんぱく質、脂質、ビタミン、ミネラル、食物繊維がまんべんなく含まれる ②脂質が少なく、腹持ちが良い ③ブドウ糖や果糖、ショ糖などの「糖類」に比べて、消化吸収の速度が緩やか ④お米のでんぷんには、小腸では消化吸収されずに腸まで届く「レジスタントスターチ」が含まれており、腸内環境の改善、血糖値の上昇抑制、コレステロールの濃度低下などが報告されている、などをご説明することで、重要な栄養源であることを再認識頂きました。また、今回はカルローズが健康的な食生活にお勧めできるアイテムであり、15分茹でることでたんぱく質量はそのままに、エネルギーが23%、脂質が60%、糖質が23%カットできるので、エネルギーや糖質をコントロールしながら多様なメニューに活用できることもご紹介させていただきました。

そして2つ目が野菜。健康的な食事を意識されている方は多いものの、全体的な食事量が少なめなこともあり、それに伴い野菜量も不足気味な傾向がうかがえました。改めて野菜の持つ栄養面として、①エネルギー代謝を促し、体の組織づくりや機能を調整するビタミンやミネラルが含まれる ②腸内環境を改善し、便秘の予防、血糖値の上昇を穏やかにする、食物繊維が含まれる ③ストレスや紫外線、激しい運動などにより、体内で増えすぎた活性酸素を除去し、疲労や免疫力の低下を防ぐ、抗酸化物質が豊富 であることも説明させていただきました。

そして最後、3つ目がカルシウム。一般的にも成人男女全ての年代において不足しているカルシウムですが、やはり摂取不足の傾向は否めませんでした。カルシウムの吸収率が最も高い牛乳・乳製品を毎日、欠かさず摂るようにすることも、あわせてアドバイスさせていただきました。

これらの診断結果とアドバイスを説明したあとは、AmiYoga® 先⽣を交えてのトークセッションへ。AmiYoga® 先⽣ご自身の食事例の写真も公開していただきながら、日ごろから気にしている栄養バランスについての考え方や疑問点について、またヨガを始められるきっかけとなった健康管理について、さらにはヨガをされる方の食事のポイントなどの話題で盛り上がりました。

セッションのあとは、参加者の皆様からの質疑にAmiYoga® 先⽣も参加いただき、ひざを交えてのトークセッションで和やかな時間を共有させていただきました。

Food Connectionでは、今後もスポーツジャンルに合わせたお食事診断やセミナーなどを行ってまいりたいと思います。